2025年11月5日水曜日

シェイクアウト・薬物乱用防止教室

「世界津波の日」にあたる本日、本校では全校生徒と教職員による地震発生を想定したシェイクアウト訓練を実施しました。

今回の訓練では、まず「緊急地震速報~その時どう動く?『数秒間の心がまえ』という動画を視聴しました。
そして、地震発生を知らせる放送後、まず身を守る「低く、頭を守り、動かない」の行動をとり、速やかに運動場へ避難しました。
人員確認を完了するまでの所要時間は、4分7秒でした。

国連で制定された「世界津波の日 (World Tsunami Awareness Day)」の由来は、同じ有田の広川町で起こった「稲むらの火」の故事です。
私たちが住む和歌山県は、地理的な条件から巨大地震による津波の危険性が非常に高い地域です。
訓練では、日頃の備えの重要性を改めて実感する機会となりました。今後も、生徒たちの安全確保を最優先に、地域と連携した防災教育を推進していきます。

さて、午後は1年生を対象に薬剤師会のご協力のもと、「薬物乱用防止教室」を行いました。
薬物乱用による健康に対する有害性、依存といった心身への影響、また昨今話題になっている市販薬等の誤った使用(オーバードーズ)、薬物乱用に誘われた時の対応等についてご講義いただきました。

具体的なご指導をいただくことで、薬物乱用がいかに恐ろしい事態を招くか、ということを子供たちは知ることができました。

生徒の感想をご紹介します。
・今日の学習で、自分には関係ないと思っていても、社会には甘い言葉でだまそうとする人たちがいるということを聞いたので気を付けたいなと思いました。また、捕まった人が「捕まって良かった」と言うほど、薬物の依存性は怖いものなんだと思いました。そして、薬物は「スピード」と言われたり、クッキーにされたりと日常生活に形を変えて溶け込んでいるんだと知り、すごく怖くなりました。

・今回、とても分かりやすく教えていただきありがとうございました。薬物乱用の怖さを改めて考えさせられました。今回僕は、薬物の中毒性の強さと怖さについても知りました。薬物の問題は、世界中の人と簡単に会話できる現代だからこその問題になってきていると思いました。「クスリはリスク」という言葉が心に残りました。これから気を付けていこうと思います。

・たばこなどを吸っている人が薬物乱用をしてしまう可能性があるということを初めて知りました。また、医薬品も間違えた使い方で乱用となるということを初めて知りました。薬物を本当の名前でなく隠語で勧めてくる人がいるということを知ったので断れるようにしたいです。インターネットの情報に惑わされないように気を付けたいです。そして薬物の誘いは全部ウソというのをしっかりと覚えておきたいです。