2024年6月21日金曜日

環境学習会

 今日は、ENEOS和歌山製造所の方々が来てくださり、2年生の皆さんに対し、次世代エネルギーをテーマに、SDGsの取り組みについてご講義くださいました。

有和中の2年生は、色々な企業の「誰一人取り残さない持続可能な未来への取り組み」を調べ、自分たちでも有田の資源を生かしながら新しいデザイン、例えば商品やイベント等を考え、ドバイに紹介しようと、今取り組んでいるところです。
今回、地元の企業であるENEOSさんが取り組まれている次世代エネルギーでの新たな挑戦について聞かせていただくことで、生徒たちがエネルギー問題を自分事としてとらえること、また、総合的な学習の時間での探究学習に取り組むにあたり、自分たちのアイデアに考え方等を取り入れ、生かしていくことを期待し、この機会を設けました。

挨拶は、木村 啓士朗さん 本田 蒼馬さんが務めました。
メインでお話しくださったのは難波さんです。
すごく真剣にメモを取っています。
質問がたくさん出ました。

ENEOS製造所では、有田市、和歌山県とともに脱炭素の取り組みを推し進めているそうです。再生可能エネルギーを普及させたり、二酸化炭素を地中に埋めたり(!)、CO2の吸収技術の検討をすすめたりしているそうです。
また、CO2を出さない水素エネルギーの利用促進にあたり、ENEOSの技術「MCH」(水素の輸送技術だそうです)が大きな鍵になるそうで、そういったお話もしてくださいました。

最後に、廃食油などを原料につくる持続可能な航空燃料「SAF」の製造についてお話しくださり、「今まで無価値だったものを貴重な資源にしていく」というSDGsを進めていくにあたって大事にしていきたい視点も教えてくださいました。
ちなみに、和歌山製造所のSAFの製造設備は国内最大級で、完成すれば、国内供給量の2割以上を担うそうですよ。

生徒の感想をご紹介します。
「僕はこれから積極的に天ぷらの油の回収に協力などをしたり、これからの自分やそのほかの人たちの役に立てるようにしないといけないと思います。他にもこの講演会やインターネットなどを用いて、今の世界や日本の活動、これからの未来について、よく知っておくことが大切だと思います。」

ENEOS和歌山製造所の皆様、貴重なお話をありがとうございました。

ところで、この学習会の後、和歌山県成長産業推進課さんの依頼で、使用済み天ぷら油回収実証事業(SAFにつながりますね!)推進の動画作成をお手伝いしました。
録音の様子

皆さん、「いい声」を披露してくれました。
動画は近日公開されます。お楽しみに。