2024年4月8日月曜日

有和中学校 始まります

 


本日、有和中学校の始業式が行われ、有和中学校の歴史が幕を開けました!
皆さんの様子からは、新しい学校が始まるワクワク感、そして、少しの緊張感も伝わってきました。
式辞では、校長先生が「3つの意識してほしいこと」についてお話をしてくださいました。

1つ目は「個性を大事にすること」
「チューリップ」という童謡とSMAPさんが歌われた「世界に一つだけの花」。この二つの歌の歌詞には、「一人一人それぞれにいいところがある」という共通したメッセージが込められています。
作られた時代も、メロディーも、リズムも違う二つの歌ですが、一つの花の存在から、その存在を大事に思う、というところが共通しています。「一人一人が大切だ」という気持ちは、時代が変わっても同じなのです。
皆さんが持って生まれた個性はそれぞれが違っていて、Only Oneです。個性には優劣がなく、それぞれの個性を持った自分も仲間もかけがえのない存在です。
これから、有和中学校が始まります。それぞれの個性を生かして仲間づくり、学級づくりをしていってほしいと思っています。

2つ目は「想像力を持つということ」
想像力とは、頭の中にこれから起こることを思い浮かべることです。私たちは、たった一枚の写真からでも、そこに写った人の思いを想像することができます。
能登半島地震の発生から3か月以上たつ今でも、いまだ多くの人が避難所での不便な生活をされています。当たり前の生活が壊されてしまった悲しみ、また、不安の中でも、現実と向き合って、今を乗り越えようとする勇気と強い意志、これらの気持ちを皆さんには想像してもらいたいと思います。
人間の素晴らしいところは想像できるところです。むしろ、想像できる人にしか、人の痛みを感じることはできません。マザーテレサはこんな言葉を言っています。「愛という言葉の反対は、憎しみではなく無関心である」
もし、自分たちの周りで苦しんでいたり悲しい思いをしたりしている仲間がいたとしたら、わたしたちは無関心であってはいけません。私たちはこれからこの有和中学校で一緒に生活していく仲間ですから、その時に、自分たちにできることは何か、想像力を働かせて実践することが大切です。
想像力を鍛えることは、これからの社会を幸せに生きていくために必須の力です。

3つ目は「チャレンジすること」
積極的に新しいことにチャレンジしてください。
有和中学校に来て、もっと伸ばしたいことを見つけて、自分を高めていってください。
たとえ失敗したとしても、そこから学ぶことが大切です。
皆さんにとって、素晴らしい1年になりますように。
明日は、いよいよ入学式です。
214名の新入生の皆さんが、有和中学校に来てくれるのが本当に待ち遠しいですね。